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アフガニスタンの子ども達2004

2010/09/13

岡田外相、元米兵捕虜に謝罪 「非人道的だった」
(2010/09/13 共同通信)

 岡田克也外相は13日、太平洋戦争時に
日本軍の捕虜となった元大学教授の
レスター・テニーさんら元米兵6人や
その家族と外務省で面会し
「皆さんは非人道的な扱いを受け、ご苦労された。
本政府を代表して心からおわび申し上げる」と謝罪した。

 これに対しテニーさんは
「私たちが求めているのは日本が国として
おわびを言ってくれることだ」と指摘。
「強制労働させた企業は65年間、沈黙を守っている」
と述べ、企業側も謝罪するよう求めた。

これまで日本政府が英国人やオランダ人の
元捕虜を招待したことはあったが、
米国人を招いたのは初めてという。

 テニーさんは1942年に起きた
「バターン死の行進」を生き残り、
福岡県・三池炭鉱で強制労働させられた。

この事件はフィリピン・ルソン島バターン半島で、
米軍捕虜らが、100キロ余り離れた
収容所に連行される過程で、日本軍に虐待されるなどして
約2万人が死亡したとされる。

 昨年5月、藤崎一郎駐米大使が日本軍捕虜
となった元米兵らの組織の年次総会に出席し、
おわびを表明している。

 一行は東京や京都のほか地方都市も訪問し、
19日に帰国する。